
模試の必要性と役割・行われる時期と特徴!
宅浪に限らず、受験生であれば模試を受けない人ってまずいないであろう。
「模試なんて受けない!」って人はいないであろうが、受験勉強において
模試の受験は最優先!
である。
まだ基礎レベルの段階だから、模試を受けるのに学力足りないかな?って思っても受けるべきである。
でも、どんな模試をいつ受けてどう利用すれば良いのか?
模試の必要性と役割
医学部受験に限らず、受験では模試が重要である。
自身の学力の位置関係を知る
多くの受験生が受ける模試を利用する事で、他の受験者との学力の位置関係、特に志望校を受けるであろう受験生との位置関係を客観的な視点で知る事が出来る。
受験勉強のペースを知る
特に、他の受験生との接触が少ない宅浪生であれば、なかなか他の受験生が、今どんな内容の勉強をしているか?って事は分かりづらいであろう。
模試を受けて結果を知る事で、自分の学力の進捗を知る事が出来る。
また、大体決まった時期に同じような模試が行われるので、模試はペースメーカーにもなる。
実際の出題形式に近い内容の演習を積める
共通テスト模試や記述模試、大学別模試や医進模試など、実際の入試に近い内容での演習を積む事が出来る。
自分の強みや弱点を把握できる
これは、ちゃんと勉強していれば、普段の勉強の中でも気づけるかと思うが、自分の強みや弱点である科目や分野をあぶり出してくれる。
どんな模試がいつ行われるのか?
色々な予備校が色々な模試を行っているが、結構模試の傾向や行われる時期は似たり寄ったりである。
今回は宅浪生をメインなターゲットにしているので、高卒生が受ける模試について考察する。
以前は代ゼミも一般的な全国模試を行っていたが、現在では大学別模試と共通テストプレ模試などしか行っていないようである。
詳細は代ゼミの模試のページを参照されたい。
駿台予備校の高卒生向け模試
駿台の高卒生向けの模試を時期と形式・ランクで並べてみた。
詳細は、駿台のホームページを参照されたい。
5月:
駿台学力判定模試:
記述式で標準レベル
第一回駿台全国模試:
記述式で難関大レベル
7月:
駿台共通テスト模試:
マーク式で共通テストレベル
8月:
第一回東大入試実践模試:
東大レベル
第一回京大入試実践模試:
京大レベル
9月:
第一回 駿台・ベネッセ大学入学共通テスト模試:
マーク式で共通テストレベル
第二回 駿台全国模試:
記述式で難関大レベル
10月:
駿台・ベネッセ記述模試:
記述式で一般大学レベル
北大入試実戦模試:
北大レベル
広島大入試実戦模試:
広島大レベル
九大入試実戦模試:
九大レベル
11月:
第二回 駿台・ベネッセ大学入学共通テスト模試:
マーク式で共通テストレベル
東北大入試実戦模試:
東北大レベル
阪大入試実戦模試:
阪大レベル
神戸大入試実戦模試:
神戸大レベル
一橋大入試実戦模試:
一橋大レベル
東工大入試実戦模試:
東工大レベル
名大入試実戦模試:
名古屋大レベル
第二回東大入試実戦模試:
東大レベル
第二回京大入試実戦模試:
京大レベル
12月:
駿台プレ共通テスト模試:
マーク式で共通テストレベル
河合塾の高卒生向け模試
河合塾の高卒生向けの模試を時期と形式・ランクで並べてみた。
詳細は、河合塾のホームページを参照されたい。
4月:
プライムステージ模試:
記述式で難関大レベル
5月:
第一回全統共通テスト模試:
マーク式で共通テストレベル
第一回全統記述模試:
記述式で一般大学レベル
8月:
第二回全統共通テスト模試:
マーク式で共通テストレベル
第二回全統記述模試:
記述式で一般大学レベル
第一回東北大学入試オープン:
東北大学レベル
第一回東大入試オープン:
東大レベル
第一回名大入試オープン:
名大レベル
第一回京大入試オープン:
京大レベル
10月:
第三回全統共通テスト模試:
マーク式で共通テストレベル
第三回全統記述模試:
記述式で一般大学レベル
東工大入試オープン:
東工大レベル
一橋大入試オープン:
一橋大レベル
第二回東大入試オープン:
東大レベル
第二回京大入試オープン:
京大レベル
11月:
全統プレ共通テスト:
マーク式で共通テストレベル
全統医進模試:
記述式で医学部レベル
北大入試オープン:
北大レベル
第二回東北大学入試オープン:
東北大学レベル
第二回名大入試オープン:
名大レベル
阪大入試オープン:
阪大レベル
神大入試オープン:
神戸大レベル
広大入試オープン:
広島大レベル
九大入試オープン:
九大レベル
早大・慶大オープン:
早大・慶大レベル
利用すべき模試
上記の通り、大体5月前後に、第一回のマークと記述模試が行わる事が多い。
その後8月前後に第二回のマークと記述模試が行わる事が多い。
10月前後に第三回ののマークと記述模試が行わる事が多く、11月~12月上旬に共通テストプレ模試が行われる事が多い。
駿台の模試か?河合の模試か?
可能であれば、両方の予備校の模試を受けた方が良いが、どちらか?って言われたら河合塾の模試であろう。
現在だと、恐らく河合塾の全統マークや全統記述が受験者数が多く、平均的な受験生像を反映している模試かと思われる。
よって、河合塾の模試の方のデータの方がより信頼性が高いであろう。
一般的な模試と、特殊な模試
模試には、大きく分けて
- 共通テストや、マーク式の入試に対応したもの
- 一般的な記述式入試に対応したもの
- 大学別や医学部に対応したもの
が存在するが、絶対に受けないといけない模試は、1番目の共通テストやマーク式の入試に対応したものである。
これに関しては、私立医学部専願だろうが、国公立医学部専願だろうが、同じである。
なぜなら、現在の中堅レベルまでの私立医学部のほとんどはマーク式の入試の所が多く、国公立医学部であれば、共通テストでの高得点が必須である。
一方、大学の名前が入っている大学別模試は、「東大しか考えていない!」とかなら受けておいた方が良いが、そうでもなければ優先度は低いかと思う。
また、医進模試もちょっと試験のレベルが高めで記述なので、慶應や慈恵会などのトップレベルの大学を第一志望にしているなら良いが、中堅以下の私立医学部や中堅以下の国公立医学部には、アンマッチであろう。
よって、記述が必要となる医学部は、2番目の一般的な記述式入試に対応したものを受けると良いであろう。
絶対受けるべき模試
よって、絶対受けるべき模試は、
駿台なら
- 駿台学力判定模試
- 駿台共通テスト
- 第一回 駿台・ベネッセ大学入学共通テスト模試
- 駿台・ベネッセ記述模試
- 第二回 駿台・ベネッセ大学入学共通テスト模試
- 駿台プレ共通テスト模試
河合塾なら
- 第一回全統共通テスト模試
- 第一回全統記述模試
- 第二回全統共通テスト模試
- 第二回全統記述模試
- 第三回全統共通テスト模試
- 第三回全統記述模試
- 全統プレ共通テスト
である。
状況によってこれらの模試に加えて、他の模試を受けるのが受けるのが良いと思う。
特に、全統記述模試や全統共通テスト模試は受験校決定の尺度としては重要で、我が召し使いは受験校決定などの場面で、これらの模試の偏差値を最も参考にして、大学を選んでいた。

入試において模試は、必須である!

最も重要なのは、共通テスト模試!

次に重要なのは、一般的な記述模試!

駿台と河合塾の模試で、どちらかを選ばないといけないなら、河合塾の全統模試!

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【ポイントは6つ】宅浪と受験校決定(どの医学部を受けるべきか!?)
に続く・・・