【ポイントは6つ】宅浪と受験校決定(どの医学部を受けるべきか!?)

絶海の孤島で独学で受験勉強する犬

受験犬
受験犬

状況や優先順位などによって受験校決定の仕方は異なる

 完全に独学での宅浪を考えた時に、予備校に通うような一般的な受験生に対し、大きなハンディキャップとなる面の一つである、受験校の決定法である。

 正直言って、この手の大学入試の知識と経験を必要とする分野を解決する目的だけでも受験指導に強いプロ家庭教師雇う価値あるんじゃね?とも、思う。

 それぐらい、不利になりかねない!

 結構、あんまり考えていない受験生も多いので、このサイトの主旨としても、なるべく宅浪に不利にならない情報を提供するつもりである。

受験校決定のポイント

 我が召し使いが、予備校や家庭教師で受験指導する時には、ただ漠然と指導していたわけでは無く、ある程度ポイントをおさえて、それらを下地にして受験指導していた。

 受験は人それぞれであるから、当然抑えるべきポイントも人それぞれである。

 でも、大体共通するポイントってのも、ある。

多くの受験生に共通するポイント

 受験のプロに対面で指導が仰げない完全に独学の宅浪生は、我が召し使いが受験校決定時によく判断材料にする以下のポイントを抑えておくと、判断の助けになるであろう。

  1. 志望順位
  2. 偏差値
  3. 共通テストの点数
  4. 相性
  5. 試験日程と試験場所
  6. 何浪目か

 大体、上の6つのポイントを主に考えながら、受験校を決定する事が多い。

 当然、人によってその中でも優先順位が変わってくるであろうが、我が召し使いは、上の方から考えていく事が多い。

1:志望順位

 初めは、志望順位で、ある。

 特に言わずもがなであるが、人によって受ける大学の志望順位や選択順位ってものがある。

 志望順位に関わる条件から志望校を絞り込み、順位をつけていく。

 例えば、関東圏の私立医大ならどこでもいいけど、出来れば日大が一番いいかな、とか、

 例えば、私立医学部でもいいけど、学費のなるべく安めの大学がいいから、出来れば順天堂大学がいいとか、

 例えば、医学部ならどこでも良いが、出来れば、東京や大阪のような大都市圏の大学がいいとか、

 例えば、医学部ならどこでも良いが、出来れば、地方でもいいので国公立大学の医学部がいいとか、

 例えば、学費上の問題からどうしても、家から通える国公立大学以外は受けられないとか・・・

 ・・・まあ、人それぞれで、ある。

2:偏差値

 次に控えるのは、偏差値で、ある。

 何か、夢も希望も無いなって思われる諸兄も多いかと思われるが、多くの大学の入試において、偏差値は重要なのです・・・

 ここいらへんは、模試の問題形式や出題形式にどれぐらい近いかっていうのもあるし、筆記以外の要素をどれくらい重視するかによっても変わってくるが、犬の感覚として、

受験校の偏差値より5~7.5ぐらい低いとかなり厳しい

10以上低いと、何か特別な強みとか裏技が無い限り
現実的には困難

で、ある。

 もちろん、10以上偏差値に開きがあっても受かる人はいるので、受ける事自体は全く否定など出来る訳もなく、受験生御本人様と親御様がリスクを納得の上であれば受けるのはいい事であると思う。

 ちなみに具体的な偏差値であるが、河合塾のデータであるが、

東大の理科三類が、72.5

千葉大医学部や、東大の理科一類・二類が、67.5

北大医学部や新潟大学医学部や筑波大医学部で、65.0

鳥取大学医学部や秋田大学医学部で、62.5

山形大学医学部の地域枠で、60.0

都立大理学部や千葉大理学部で、57.5

で、ある。

 これらの数値に対し、どのように感じるかは人それぞれであろうが、大体、東大理科三類と、国公立大学医学部の偏差値上の一番下との開きは、12.5で、ある。

 一般学部の進路指導していた時、大体偏差値10の差を、

早稲田・慶應と、日東駒専の差

とか、

東大・京大と、千葉大・筑波大・神戸大・大阪市立大の差

って、表現していた。

 あくまで入試偏差値上の差であって、大学の優劣とは全く関係ない事は当然である。

3:共通テストの点数

 共通テストの点数、である。

 当然、国公立医学部が第一志望であれば、共通テストを自己採点して、その点数で実際に出願する大学を決める!っていうのが普通であろう。

 共通テストは1月中旬に二日にかけて行われ、国公立大学への出願は1月下旬から2月上旬なので、出願するまでに、

10日前後

 出願校を選択する期間がある。

 共通テスト後に、新たに受けようと思う大学の出願書類が無いとかで慌てないために、ちょっとでも受けそうな大学の入試関係書類は用意しておくべき!ってか、毎年「書類が無いっ」て、あたふたした受験生の相手をするのが、新春の風景となっている・・・

 これは、別に国公立医学部第一志望の受験生だけでなく、私立医学部専願の受験生でも、しばしばこういう状況になる。

 なぜか?私立医学部専願の受験生でも、共通テスト利用の私立医学受験をする受験生が、アテが外れて急遽安全校を増やすなんてのが多いね。

ちょっとでも受ける可能性のある大学の書類は
あらかじめ揃えておけ!

 あとで後悔する受験生も、多くは無いが、いる。

 多少限られるが、共通テストの後でも出願できる私立医学部はあるので、何度も言うようだが、ちょっとでも受ける可能性のある大学の書類はあらかじめ揃えておくように!

4:相性

 入試などの相性で、ある。

 ここで重要なのは、

「マーク型の入試形態の練習は、いっぱいしたから得意!」

とか、

「なぜか大して記述対策をしてないけど、得意!」

など、やっぱり人によって細かな得手不得手は、ある。

 犬は、よくスポーツに例えるのであるが、

足が速いって言っても、
100m走で速い人と、
マラソンで速い人では、
だいぶ違う!

ので、ある。

 もちろん、全く運動していなくて100mも全力で走れないようでは論外であるが、ある程度練習を積むと、自分が短距離走で実力を発揮できるのか?長距離走で輝けるのか?ってのが分かる。

 東邦大学医学部などは、かなりの問題量を短時間でこなすような易問高得点型の選択式入試であるし、東京慈恵会医科大学などは、ヘビー級の問題を考察しながら解く難問低得点型の記述入試である。

 入試の方向性が全く違うので、もし第一志望にするのであれば、それぞれにあった対策が必要であろうし、自分に合った出題形式の大学を受けた方が有利であるのは自明である。

 自分がどんな入試形態にあっているのかは、過去問などを解いて把握しておいた方が良い。

5:入試日程と試験場所

 私立医学部を受ける受験生にとって重要な、入試日程と受験場所である。

 人にもよるが、私立医学部専願の受験生などでは、10校以上受けるのは別に珍しくもなんともない。

 一方、私立医学部の受験日程は、大体、共通テストの二日後あたりから始まり二月上旬あたりまでが前期日程や一般日程やⅠ期日程となり、二月中旬から三月上旬ぐらいまでが後期日程やⅡ期日程などとなる。

 ここで重要なのは、定員の多くは前期日程や一般日程やⅠ期日程であり、かなり詰まった日程となる。

 ので、連チャンでの受験は普通である。

 人にもよるが、3連チャンや4連チャンは普通にあるね。

 問題は、試験場所である。

 今では多くの地方私立医学部でも、一次試験は東京会場を設けてくれることが多いので、東京近郊に住んでいる人であれば、川崎医科大学とかでなければ、地方まで受けに行くって手間はないであろう。

 だが、地方在住などで、受験会場までそれ相応の移動を強いられる受験生は、受験する大学の前後一日は移動に必要になる可能性がある。

 受験生によっては、腹を括って、受験期間はずっと五反田TOCの近くのビジネスホテルに連泊するって人も珍しくない。

 また、二次試験は、大学で行う所も多いので、そういった時の移動に掛かる時間も、受験校を組み立てる上で考えないといけないかもしれない。

 二次試験について考えるのは、一次試験に受かってから!って考えないように。
 往々にして、いきなり状況を突き付けられるとおたおたして、対応に手間取りまくるので、あらかじめ、一次に受かった時にどうするかも考えておこう!

6:何浪目か

 あんまり考えたくない事ではあるが、今の医学部受験は、AO・推薦入試受験組やよっぽど優秀な受験生以外、過半数が浪人している。

 さしてデータが多い訳では無いし偏ってはいるであろうが、難関国公立医学部入学者、特にぶっちぎって出来る東大・京大や旧帝大の医学部なんかを除くと、恐らく3分の2は浪人して入学する事になるであろう。

 現役に対して比重の大きいAO・推薦入試による合格者を考慮すると、多くの私立医学部では、一般入試での入学者の多くが浪人生であろう。

 大学の選択に今の浪人状態が関わってくるのである。

 これも、御家庭の状況や、志望大学との絡みになってくるが、我が召し使いが受験校の選択をする時、

現役や一浪生は受験生の理想を重んじ
かなり無茶な受験校を組み立てる事が多かったし、

二浪生以上は他学部を含め、
現実的な受験校を組み立てる事が多かった

のである。

 もちろん浪人に関しては、

10浪してでも東大に入るっ!

って漢気に溢れた受験生もまれにいるし、

浪人なんて、有り得な~い💕

っていう、スイーツ脳爆裂お嬢様なんてのもいる。

 自分の人生であるので、自分の納得した選択肢を選べばよいかと思うが、あくまで、犬の偏見ではあるが、三浪以上は、かなりのハンディキャップを持つかもしれない事は、警告しておく。
 もし、医学部以外の学部に進んだら就職の時とか、それ以前にクラスメートとの人間関係とかね。

受験犬
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受験校選択の大きなポイントは、志望順位・偏差値・共通テストの点数・相性・試験日程と試験場所・何浪目かの、6つ!

受験犬
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受験生や御家庭で相談して、現実的な所で受験校を決めていこう!

受験犬
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受験直前になってあたふたしないように、余裕のあるうちに相談して決めて、出来る準備はしておこう!

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