
映像授業の”苦手”を把握した上で、上手く活用せよ!
20世紀の昔から、数十年間大学受験を見てきた
昭和の犬
で、ある。
それまでも、映像授業自体は全く知らなかった訳では無く、東進が完全に映像授業に移行して小さめの校舎を多数展開する方針で、それまで三大予備校って言われていた状況に、くさびを入れて四大予備校と呼ばれるようになったり、河合塾が、現役専門とはいえ、東進のような映像授業専門のマナビスを立ち上げたりとかしている事は、当然知ってはいた。
だが、
映像授業がここまで進化しているとは、
知らなかった!
ここ2ヶ月余りで、友人の講師や元生徒さんなどやネットとかから色々勉強した。
メリットもだいぶ分かった!
一方、
通常の講義ではあまり考えなくてよい
デメリットもある
事も分かった。
今回は、映像授業のデメリットについて考察していく。
受講時間の制約が無い
働きながら受験勉強しないといけない社会人受験生や、科目間で学力差が激しく一般的な集団講義のペースに合わせづらい再受験生にとって、最大のメリットである受講時間の制約の無さは、状況によっては、
デメリット
に、なりうる・・・
講義が、勉強ペースの維持の強制力になりづらい
見出しの通りである。
多くの場合、数年にわたる長丁場であろう、受験勉強で最も重要なのは、
決められた時に、決められた事を行う事を
ずっと続けていく
事である。
何度も言うようであるが、長い受験期間、生活リズムを維持出来れば、半分受験は成功したも同然である。
どうしても、完全に独学の宅浪だと、一日の生活リズムが崩れがちである。これを維持できる手段・方法が必要である。
集団講義の授業のメリットの一つが
その日・その時間に受講しないといけない!
っていう、勉強のペースの強制力があるっていうのがある。
講義が、”勉強の場”に引きずり出す事が無い
また、強制的に家から出て、”勉強の場”である予備校に来る事で、”休息の場”である自宅ではダラけがちになる事を防ぐ!っていう側面もある。
どこでもいつでも受講できる!
っていう映像授業のメリットが、場合によってはデメリットとなってしまう・・・
こんな時に頼りになるのは、
御母様
で、あろう。
決まった時間になったら、起床させ、食事をさせて、可能であれば、自宅外の勉強場所に送り出しましょう!
疑問点を直接聞きづらい
これは、誰でも予想されうるデメリットであるな。
勉強する上で、本当に他人から見れば、すごい下らない事で躓いていて、そのすごい下らない躓きのせいで、勉強が滞ってしまうって事は珍しくない・・・
本当にちょっとした事での躓きだが、
それ以降全く進まなくなる事もある!
そんな時に、どうして躓いたのかを教えてくれる先生がいると、非常にはかどる!
どうしても直接、疑問点を質問したい!
当然の話で、ある。
ただ、我が召し使いも、大手予備校の中の人であったが、大規模集団講義で、先生に直接質問するのは、なかなか困難である・・・
実は、10人以下の小規模集団講義や個人指導でも無い限り、講師に直接質問ってのはしづらいのである。
そう考えると、大手予備校の大規模集団講義に比べ、実はそこまでデメリットって訳ではないと思われる。
演習不足になる可能性がある
これは、今、犬が研究対象にしているスタディサプリをメインに据えて受験勉強するのであれば、ちょっと気を付けないといけない事がある。
問題演習などの演習不足になる可能性がある!
ちなみに大学入試の過去問自体は、結構揃っているそうである。
ので、受講を進めながら適切な問題集で演習量を確保する必要があるかもしれない。
指揮官が居ない
“完全に独学(最後の問題点!?わかるかなぁ~!?)”でも書いたが、受験に必要なのは、
授業をしてくれる先生だけでなく、
受験戦略をたててくれる先生
も、必要である。ってか、どちらかっていうと、受験戦略をたてられるような先生の方が重要である。
受験戦略に関しては、ある程度の受験指導の経験が必要である。
大学受験を何百・何千・何万っていう数を指導してきて得られる経験ってものが、ある。
ここに不安があるのであれば、可能であれば、直接プロの指導に当たった方が良い、と、犬は思う。

映像授業では、勉強に対する”時間”や”場所”の強制力が緩く、ここが一般的な予備校に比べて弱点となるであろう

演習不足や受験の指揮官不足は次回以降、考察する!

次の記事
【全受験生必須!】宅浪の為の問題集(難易度が重要!?)
に続く・・・