【多浪生は必読!】宅浪と面接(宅浪生は対策困難!?)

絶海の孤島で独学で受験勉強する犬

受験犬
受験犬

面接・小論文対策は必要最低限、ポイントを抑えて行う事

 完全に独学の宅浪の鬼門の一つである、面接・小論文である。

 今の医学部入試の面接・小論文に関して、先生方で結構意見が割れる。

 ある先生は、非常に重要になってきている。

 またある先生は、ほとんど重要性が無い。

 など。

面接・小論文の影響力

 なぜこれほど意見が割れるのであろうか?

 もちろん受ける大学によってだいぶ扱いが違う事も一因であろうが、大きな違いは他の面にありそうである。

入試形態によってだいぶ違う

 あくまでこれは多くの受験生の合否の動向を見てきた上での、犬の偏見ではあるが、

推薦入試やAO入試のような一般的な試験と異なり
筆記試験能力に大きく依存しない入試での、
面接・小論文は、合否に大きく影響し、

一般試験の一環としての
面接・小論文は、
最低限の事を抑えて、
致命的な内容でなければ
合否に大きく影響しない

ようである。
 どちらを主に見ているかで、重要性に違いが出るかもしれない。

 推薦入試やAO入試では、合格する人は、やはりしっかり対策を行い、話し相手に対し、ある程度のマナーがなっている人が多い。

 一方、一般試験では大学にもよるが、「面接の質問内容に、全く的外れな回答してしまって場が固まってしまった・・・」って言って後で落ち込んでいた受験生や、ちょっと人格破綻してるんじゃね?っていうような受験生も結構受かっている。

 このサイトでは、再受験生や社会人受験生など、比較的年齢層が高めの受験生が主な読者層の一つである事を意識して構築しているので、

今回は一般入試の一環としての、
面接

 というスタンスで考察していく。

 小論文は、次回の予定である。

一般入試の面接対策

 一般入試での小論文や面接は、国公立大学では点数化される事が多く、私立医学部でも点数化される所もある。

 ので、全くの無対策で臨むのは非常に危険である。

 だが、ある一定以上のレベルに達し、大学別の対策を行えば、それ以上は労力を割く必要性は薄いであろう。

面接対策

 我が召し使いも、散々面接指導を行ってきたが、

面接を受ける上での
最低限のマナーを
知らない受験生が結構いる!

のである・・・

面接時のマナー

 例えば、自分の番が回ってきた時、ドアをノックし、中の面接官が、「どうぞ」とか、「入室してください」って言われてからドアを開けるとか、

 席に着く前に、「失礼いたします!」や「よろしくお願いいたします!」って挨拶後、会釈し、受験番号とフルネームで名乗るとか、

 面接官から着席を促されて初めて、「失礼いたします!」って答えた後、着席するとか、

 椅子に座ったら、背筋は軽く伸ばし、顎を引いて猫背になんないようにとか、

 目線は、自分が話す時は話している面接官の目を見て、自分が面接官から話しかけられている時は、話しかけている面接官のネクタイの結び目あたりに合わせるとか、

 自分の話す内容が一段落したら、「~以上です!」などの表現で、話が終わった事を明確にするとか、

 分からない事や知識が曖昧な事を聞かれたら、変に取り繕うより、「不勉強で申し訳御座いません!」とか「わかりません!」って正直に答えるとか、

 面接官から面接の終了を告げられたら、「ありがとうございました!」ってお礼をしたのち、会釈してからドアに向かい、「失礼します!」って言ったのち、再度お礼し、ドアを開けて退室するとか、

 面接室に入室する時から退室するまで、なるべく「お尻」を向けないようにするとか・・・・

 面接対策行う先生にもよるが、大体以上のような事でツッコミを入れてくると思う。

 本当に最低限の事すら出来ていない受験生が、少なくない!

のである・・・

面接内容対策

 面接で、面接官相手に受け答えする訳であるが、まったく対策無しで対応すると、しどろもどろになってしまう時も、ある。

 面接官の立場からすると、何を聞いてもロボットの如く寸分の隙無く答えてくるような受験生も何だが、何を聞いてもまともな答えが返ってこないような受験生は問題であるし減点の対象になりうる。

想定問答集

 ので、我が召し使いは、面接を伴う入試に挑む受験生には、「想定問答集」を作らせていた。
 これは、面接時に聞かれそうな内容と、それに対する答えをまとめさせたものである。

 まとめる内容は大きく分けて三つである。
 もちろん以下であげた具体例以外にも聞かれる事は普通にあるので、注意されたい。

  1. 一般的な内容
  2. 大学毎に特有な内容
  3. 受験生毎に特有な内容 
1:一般的な内容

 これはどこの大学でも、どんな受験生相手でも出されるような質問内容である。

  例えば、

医学部を志望した理由や、

臨床医と研究医どちらを志望するのかや、

希望とする診療科や、

尊敬する人物は誰かや、

印象に残った本の名前と理由や、

大学入学後で学業以外にしたい事とその理由や、

あなたの性格で短所な面と長所な面とその理由や、

他に受けた大学と、弊学の志望順位や、

コロナ対策などの時事問題でのあなたの考え

などである。

 特に、時事問題などは調べておかないと良い返答が困難である。
 医療関係などを主軸に、時事問題に対して自分の考えを簡潔に述べられるようにしておいた方が良い。

 万一、よくわからない事であったら、最低限知っている事までを述べて、「これ以上は不勉強で分りかねます!申し訳御座いません!」っていうように、分からない事を包み隠さず伝えた方が印象は良い。

2:大学毎に特有な内容

 これは大学に固有な質問内容である。

 例えば、

なぜ、弊学を受験したのか?

【特に私立医学部】
弊学の設立者は誰か?その人をどう思うか?

【特に私立医学部】
弊学の設立時期と、建学の精神についてどう思うか?

弊学の医学での活動とその内容についてどう思うか?

【特に地方の国公立大学医学部】
弊学の所在地についてどのくらい知っているのか?

【特に地方の国公立医学部】
卒後も弊学所在地に残る意思はあるのか?

などがある。

 特に、私立であれば設立者や建学の精神とかはチェックしておいて、ちゃんと答えられるようにしておいた方が良い。

 また、大学毎に得意分野があり、特徴的な面がある。
 そういった事も答えられるようにしないといけない。

 自分の出身地の医学部ならそこまで突っ込まれないであろうが、大都市圏出身で、地方の医学部、特に国公立の医学部を受験する時には、「なんでわざわざこんな田舎の医学部を受けに来たの?」っていうような内容の問いが来る可能性が高い。

 正直、「受かれるのであればどこの国公立医学部でもいい!」っていう受験生も少なくないと思うが、そこは、それ、「大人の対応」って奴ですな。
 ちゃんとそれなりの回答を用意しておきましょう。

3:受験生毎に特有な内容

 これは、受験生固有の質問内容である。

 例えば、

【部活などで顕著な成績を収めていれば】
部活動での活躍とその感想や、

【生徒会などを行っていたのであれば】
生徒会での活動内容や頑張った事などや、

【特殊な資格や特技があれば】
資格を取るまでの経験や特技によるメリット・デメリットや、

【再受験生であれば】
何故、以前いた大学の専門外の医学を目指す事になったのか?

【再受験生であれば】
以前いた大学でどのような事を学び、どのような事を得たのか?

【再受験生であれば】
以前いた大学での専門はどのように医学に貢献可能か?

【社会人受験生であれば】
社会人として活躍した内容と得られたスキルは?

【社会人受験生であれば】
入学後の学費や生活費は大丈夫か?

【多浪生であれば】
何で、〇浪もしてしまったのか?

【多浪生であれば】
〇年間、受験勉強以外に何をしていたのか?

【多浪生であれば】
なぜ、働かずに大学を目指すのか?

【多浪生であれば】
入学後に年の離れた他の学生とやっていけるのか?

【多浪生であれば】
留年せずに進級できるのか?

【多浪生であれば】
学問に不向きなのでないか?

【他学部を途中まで通っていた多浪生であれば】
大学を途中で辞めずに最後まで履修出来るのか?

などがある・・・

多浪生の面接対策

 受験生毎に固有な内容の質問は、覚悟が出来ていない多浪生を、

一撃で粉砕しかねない破壊力抜群の内容

の質問も出る可能性がある。

 だが、ひるんではいけない。

ピンチこそチャンス!

で、ある可能性も高い。

 あえて、面接官が受験生側に答えづらい質問をして、その対応を見極めに来ている事もしばしばある。

 全ての面接について、絶対にそうである!って言い切る自信までは犬には無いが、多くの場合、受験生に対するちょっと嫌な質問は、

対応を試している!

可能性が、ある。

 現在だと、結構コンプライアンスとかうるさいので、必要も無いのにわざわざ受験生を苛めるような質問はすんな!って言われる事が多いらしい。

 面接官も人の子なので、何の恨みの無い人に対してわざわざ不快にする様な事を言うのは嫌なのである。

 もし、圧迫面接的な内容であったら、自分は試されているんだ!って考えるようにしよう!

 ただ単に、面接官の虫の居所が悪いだけかもしれないけど・・・

具体的な対策法

 これが結構厄介で、受験指導経験ある人に見て貰ってなんぼ、っていう側面が強い。

 医学部予備校の強みの一つが、こういった対策をしっかりやってくれるっていう点である。

 どうしても、客観的な視点で自分の対応を見て貰わないと、なかなか問題点に気づけない・・・

 でも、医学部面接の色々な情報を知っていない人に見て貰っても医学部特有の問題に気づきづらい・・・

 完全に独学での宅浪の鬼門の一つであると、犬は思う。

受験犬
受験犬

普通の受験生にとって面接はそこまで対策をとらないといけないものではない

受験犬
受験犬

だが、最低限のマナーなどは抑えておこう!

受験犬
受験犬

面接を受ける前に、どんな質問が来るか、それにどう対応するかは、ある程度考えておこう

受験犬
受験犬

多浪生の面接は、地獄のように苛烈になるかもしれないが、試されているんだ!って思って前向きに回答しよう!

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