
家に籠ってばかりでは、逆に効率は落ちる!
宅浪で受験勉強をすると、どうしても運動不足になる。
受験勉強に運動不足が関係あるの?っていう御仁もいらっしゃるかと思うが、結構影響する。
運動のメリット
では、受験勉強にとって運動にはどんなメリットがあり、どのように行えばよいのかを考察する。
一般的なメリット
一つ目に、毎日決まった時間に運動する事で、生活リズムを整え、規則正しい受験生活を維持する事に役立つ。
二つ目に、うしろめたさを感じずに勉強から決まった時間離れられるという点である。
これら二つは、宅浪の受験生だけに限った話では無いので、”運動・スポーツ(上手く利用出来れば効率アップ!?)”でも扱ったが、自宅に籠りがちな宅浪には、さらなるメリットがある。
宅浪に対する運動のメリット
Colasantoらは、”Children’s Physical Activity and Depression: A Meta-analysis”の中で、2005年から2015年までの論文を分析し、身体活動がうつ症状を減少させる効果がある事を報告している。
どうしても、家に籠りがちで他の人とあまり会わないような状況だと、人にもよるが、うつ気味になる人もいる。
特に、生真面目で、融通の利きづらい人などは気を付けた方が良いであろう。
もちろん、本格的にうつになったら病院に御厄介にならないといけないのではあるが、普段の生活でも、ある程度うつの予防になるような行動を習慣づけておくと、精神衛生上良いかと思われる。
”自宅で医学部受験(もう旧式!?)”で、完全に独学の宅浪で東大受験した時も、基本的に勉強するのは仕事がある日のみで、仕事が休みの日は友達と遊び歩いていた。
完全に宅浪を選択した時に、真面目な受験生だと、
受験が終わるまで、
絶対友人と会わないし、
遊びにも行かない!
っていう悲壮な決意を胸に受験に挑む宅浪生もいるであろう・・・
その心意気やあっぱれ!
で、ある。
でも、結構ストレスを溜め込んでしまう事になる・・・こんな時に予備校に通っているような受験生であれば、友人と話したり、職員や講師と話したりしてストレスを発散出来るのであるが、完全に独学での宅浪では、なかなかそうも出来ない・・・
ので、運動である!
どうしても、完全に独学での宅浪はストレス発散の手段が少なくなりがちである。
友人と遊ばない、ネットやスマホで遊ばないっていうのは、受験生活の生活リズムを崩してしまうリスクをある程度避ける事が出来るが、同時にストレス発散の手段の一部を断つ事も意味する。
運動であれば、
受験生活の生活リズムを維持しながら
ストレス発散できる!
一石二鳥で、ある。
やらない手は、無い。
いつ行うのか?
”運動・スポーツ(上手く利用出来れば効率アップ!?)”でも書いたが、受験生にとって運動を行う良い時間ってものが、ある。
我が召し使いは前世紀より家庭教師としても働いていたが、宅浪生の生活リズムを維持する為っていう目的もあり、宅浪生に対しては、
朝食後の軽いジョギングか散歩
を推奨していた。
”宅浪と一日のスケジュール(守れたら半分成功したも同然!?)”でも書いたが、朝のスケジュールを維持できるかどうかが、その日一日のスケジュールを恙無くこなせるかどうかに大きく関与してくる。
折角時間通り起きても二度寝するようでは意味が無いので、そうならない為にも、絶対に朝食は取って、その後はちょっとの時間でもいいので家から離れるっていうのは効果的である。
また、適度な運動は夜間の睡眠を促してくれる。頭ばっかり疲弊して中々寝付かれないって事を、ある程度防いでくれる。
学力アップには、適度な運動も必要である、と、犬は思う。

完全に独学の宅浪は、ストレス発散っていう意味でも、適度な運動を義務にしよう!

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【見えてこない失敗】宅浪と多浪(結構多い!?)
に続く・・・