親御様の度量が試される!?
親御様から見て、御子息が一所懸命に勉強はしていそう。でも、なかなか成績が上がらない・・・
せつないですなあ。何で学力が伸びないのであろう・・・
対策
なかなか学力が伸びない原因と対策を考察していく。
まずは堪えて見守る
成績が思うように伸びてくれない・・・どうしても気になって気になって仕方がない・・・親として当然の悩みで、ある。だが、勉強量と見かけの学力は以下の図のように、一直線には上がらないものなのである。

このように、見かけの学力の伸びは勉強をしてもしばらく停滞し、ある一定量まで達すると一気に伸びてまたしばらく停滞し、また一気に伸びてまた停滞し・・・の連続になる。
特に新しい科目を勉強しはじめた時などは伸びない時期が長くなる傾向にある。
もちろん御子息の性格傾向によっても伸びない時期の長さは異なり、外向的で要領のいい性格だと比較的伸びない時期も短ければ一回の伸び方も短い傾向になるし、内気でとにかく黙々とやるような性格だと伸びない時期が長くなり一回の伸び方も大きくなる傾向にある。

ちゃんとやる事やっているのであれば、少なくとも3か月ぐらいは様子を見た方が良い。
よって、もし、御子息が真面目で黙々とやるタイプであれば、結果が伴わなくてもしばらくは我慢で、ある。
「残り時間が・・・」と御焦りの御両親も多いかと思うが、学力の伸びは受験生御本人様の性格や個性に強く依存するし、焦っているのは受験生御本人様も同じであろう。頼りにしている両親まで動揺しては余計に焦らせて不安がらせてしまう。状況によっては一周遅れのゴールを目指す事を提案してあげた方が良い時も、ある。
心配になったとしても「何で出来ないんだ!」、「受験に間に合うのか!」的な発言は、ほぼ禁句である。御子息が受験自体を放棄しかねない。言いたいのは分かるがそこは堪えよう。大人の度量の見せ所である。
御子息が頑張っているのであれば、親御様も根性の見せ所である。ちゃんと勉強しているかの判断は必要だが、しっかりやっていると判断したら、御子息の可能性を信じて暫くは見守り、不安を取り除くように努めるのがよい、と、犬は思う。受験に焦りは禁物である。