【大手予備校との違い】医学部予備校に通う(向く人・向かない人!?)

大学受験の選択に迷う犬

受験犬
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医学部予備校は費用がかかるが、メリットも多い!自分の必要なものと比較せよ!

 医学部受験を考えた時、真っ先に思い浮かべるのが医学部予備校に通うという選択肢であろう。

 多くの割合の医学部受験生が医学部予備校か大手予備校のどちらかに通っている。

 では医学部予備校と大手予備校の違いとはどこか?どのような受験生が向くのか?これが今回のテーマである。あくまで一般論であるが。

医学部予備校と大手予備校の違い

 まず医学部予備校と大手予備校の大雑把な違いについて。

  1. 医学部予備校の方が費用は数倍掛かる事が多い
  2. 医学部予備校は集団授業でも10人くらいまで、または個別指導の事が多い
  3. 医学部予備校は比較的私立医学部進学者が多く、大手予備校は国公立医学部進学者が多い
  4. 医学部予備校は多浪生が多く、大手予備校は1~2浪ぐらいまでが多い
  5. 医学部予備校は生徒管理がきめ細やかな事が多い
  6. 医学部予備校の方が入試傾向や入試情報を持っている事が多い

っていう傾向がある。

 それぞれを、見ていく事にする。

医学部予備校の方が費用は数倍掛かる事が多い

 特待生などの学費免除が無いと、集団指導の医学部予備校では300万~800万ぐらいであろう。

 一方、大手予備校は100万前後であろう。

 ので、医学部予備校は、大手予備校の数倍の費用が掛かる事が多い。

医学部予備校は集団授業でも10人くらいまで、または個別指導の事が多い

 数十人から数百人レベルで行われる大手予備校と比べると、医学部予備校では、集団講義といっても、数人~10人くらいまでの人数で行われる事が多い。

 ので、集団講義でも生徒と講師の距離が近く質問などはしやすい。

医学部予備校は比較的私立医学部進学者が多く、大手予備校は国公立医学部進学者が多い

 一部の医学部予備校は、国公立医学部にもそれなりの合格実績をもつ所もあるが、あくまで一般論であるが、医学部予備校は私立医学部に強い傾向にある。

 私立医学部はかなり入試にクセがある大学も多く、それらにきめ細やかに対応できる医学部予備校が有利になる時がある。

 一方、国公立医学部は、私立医学部ほどクセがある大学は少な目で、京都府立医科大学や横浜市立大学や浜松医科大学などの一部の医学部を除けば、医学部以外の理系の一般学部の傾向とそこまで変わらない事が多い。

 ので、それらの一般学部の受験指導経験のある大手予備校には、費用的な面も含めて国公立医学部志望の受験生が多くなる傾向にある。

医学部予備校は多浪生が多く、大手予備校は1~2浪ぐらいまでが多い

 あくまで傾向ではあるが、特に学力が高い現役生は大手予備校に行く傾向にある。

 現役で医学部合格してしまえばそれでおしまいであるが、浪人した時にはよりきめ細やかな指導をしてくれる医学部予備校を選ぶ傾向にある。

 これは浪人が進めば進むほどその傾向は強くなる。

 ので、一部の医学部予備校には3浪以上の多浪生の巣窟になっている所もあるようである・・・

 もちろん、大手予備校でも3浪以上の多浪生はいるが、その割合は医学部予備校とは比較にならないであろう・・・

 両方の職員の経験のある我が召し使いの経験であるが、これは一般論として大体当てはまるようである。

医学部予備校は生徒管理がきめ細やかな事が多い

 これが医学部予備校に通う最も大きなメリットの一つであろう。

 基本的に、集団でも10名前後までの少人数で行われれるので、ドロップアウトしてしまいそうな時に、講師や職員からの介入が期待できる。

 毎日の出欠席などもしっかり管理され、何かあったらすぐに御家庭に連絡が行く事が多い。

 ので、日常の生活管理や、勉強の進捗管理も期待できる。

 大手予備校だと、よく言えば自己責任、悪く言えばほったらかしに近い所も多い。

医学部予備校の方が入試傾向や入試情報を持っている事が多い

 これも医学部受験に特化している医学部予備校の有利な面であろう。

 各医学部に特徴的な入試傾向などに詳しい講師や職員が多い。

 特に講師に多い傾向にある。

 一方、大手予備校だとどうしても数多くある学部受験のなかの1つって事になるので、どうしても専門性に関しては後れを取る事になる。

医学部予備校に向く受験生

 よって医学部予備校に向く受験生は、特に、

  • 私立医学部志望
  • 自己管理が苦手である程度生活管理や進捗管理をしてもらう必要がある

以上のような受験生であろう。

 特に私立医学部入試は大学毎にだいぶクセがあるので、ただ闇雲に勉強しているだけでは思った以上に苦戦を強いられる事もある。

 我が召し使いも、2018年における医学部不正入試問題で明るみになる以前から、一部の私立医科大学において多浪生や女子受験生は学力があっても非常に合格しずらい事を実感していた。

 当時はどの大学も表立って受験生差別などはしていないといってはいたが、受験生を指導していればおのずと感づくものであるそうだ。

 このような表立ってはいない入試情報に強いのは医学部予備校、特にその中にいるベテラン講師である。

 一方、国公立医学部は私立医学部に比べれば上記のような傾向は弱く、最低限の面接練習と大学毎のアドミッションポリシーぐらいは抑える必要はあるが、召し使いの経験上、おおよそ学力に比例して合格する、と、犬は思う。

受験犬
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私立医学部志望・自己管理や進捗管理が苦手なら医学部予備校が向いている!

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