【医学部予備校で何が必要なのか】医学部予備校に通う(授業をしない!?)

大学受験の選択に迷う犬

受験犬
受験犬

授業をしない塾!?ルート!?集団授業は非効率なのか!?

 最近、

授業をしない塾

を売りにする予備校が現れている。

犬からすると「なんじゃそりゃ!?」であるが、急速に広がっているので扱わない訳にはいかない。

 我が召し使いも昔は講師だった訳で、接点のある人もまた講師である人が多いのでおのずと入ってくる情報は限られ、もっぱら生徒や御家庭からになるのでそこいらへんは御了承頂けると幸いである。

授業をしない塾

 授業をしない塾とは何であろう?

 犬からすると禅問答のような気もするが、どうやら市販の参考書や問題集を使い、その進捗管理及び質問対応が主であるようである。

 スタンスとしては効率の悪い集団授業を廃止し、演習に大幅にリソースを割き分からない所をチューターが対応するような講義?形式である。

 ちなみにこれらの予備校の主張はあながち間違いでない。

時間的な強み

 集団授業は効率が悪いのだ。

但し

学習時間

のみに注目した場合である。

演習メインの強みと弱み

 演習を行う事で躓いた所を見つけ出し補強していく方法は、あるレベル以上かつそれに向いた生徒によっては効果的ではあるが、演習を行う以前の知識レベルの生徒や向かない生徒にはとことん向かない指導形式であろう。

帰納法的な学習

 これは、実際に問題に当たって知識の欠けた所を見つけ出す、

帰納法的な学習

だからである。

 必要な知識がある一定以上に達していないと演習メインの帰納法的な学習法は知識の定着といった側面では効率が良いとは言い難い。

演繹的な学習

 一般的な集団授業の強みは知識に対し

演繹的に当たっていき
それらの理論的な繋がりに重きを置いて学んでいく

事である。

 これは独学では非常に困難である。

学生講師の弱み

 また学生講師は年が近いので受験生と話が合う傾向にあるが、科目全体を俯瞰してどの知識をどのように教えていくか?といった事には弱い傾向にある。

 特に自身の経験を一般論として修正せずに受験生に当てはめてしまうと暴走する事もある。

 講師が自身の特異性に気づけないとその指導法は大きな危険をはらむ事になる。天才が良い教育者とは限らない理由の一つでもある。

 この面に関しては、「宅浪と多浪(結構多い!?)」でちょっと語っているので、見て頂けると幸いである。

費用

 もう一つの懸念である費用的な面であるが、おおよそ

1年で100万前後

であるようだ。

 一般的な大手予備校と変わらない金額である。

 もちろん、提供するサービスが違いすぎるので一概に比較は出来ないが、通う日数などを考慮すると普通の予備校と比べて極端に安いとは言い難い。

 集団授業の強みがここで、時間単位で考えた時の費用的には最も安いので時間数を稼ぎやすい。

向く受験生

 ではどのような受験生が向くのか?

 自己管理が出来、ある程度の基礎知識があって抜けている知識に関しては演習を行う事で潰していけるレベルで、演習が大幅に遅れるような事が無く、時間に縛られる事がマイナスとなる生徒であろう。

向かない受験生にはとことん向かなさそう

 一方、自己管理が甘く、まだ最低限の知識が曖昧でまともに演習をこなせるレベルではない生徒では単なる時間の無駄に終わる可能性が高い。

 受験勉強に限った事ではないが、ある特定の条件に特化した対応は、はまった時には強烈な結果を出すが、はまらない時には絶望的な事になる傾向が強い。

 自身の状況を考えて賢い選択をすべきである、と、犬は思う。

受験犬
受験犬

授業をしない塾は自己管理が出来ていて、ある程度のレベルに達した受験生向きのようである

受験犬
受験犬

通う時間などを考慮すると、費用的には特筆すべき事は無く、受験生自身の向き不向きに強烈に左右されるであろう

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