新しい受験の形(コロナ禍に負けるな!?業界裏話も!?)

映像授業で勉強中の犬

家庭教師の費用の内訳(講師の移動時間も入っている可能性有り!)

 前回は、一般的な集団講義の代替としての映像授業を扱ったが、今回は、一般的な個別指導・家庭教師の代替としてのオンライン家庭教師・オンライン個別指導を扱っていこうかと思う。

 先に断っておくと、犬の聞き取りや調査した範囲ではあるがオンライン家庭教師・オンライン個別指導両者の区別は曖昧である。というより全く区別が無さそうである。
 オンライン指導を行う講師が、「これは家庭教師だ!」と、いえばオンライン家庭教師みたいだし、個別指導を行っている医学部予備校が、「これは個別指導だ!」と、いえばオンライン個別指導、と、いった感じのようだ・・・

 そもそも、一対一で指導を行う時に、校舎で行えば個別指導だし、家庭で行えば家庭教師である。オンラインで行えば、普通、生徒は家庭で行うであろうし、講師側は校舎か自宅で行うことになる・・・ので、以降は特に区別無く扱うものとする。

 では、既存の家庭教師・個別指導とオンライン家庭教師・個別指導について、家庭教師派遣していた時の裏話も加えつつ、比較しながら考察していく。

オンライン家庭教師・個別指導のメリット1

家庭教師に対するオンライン家庭教師・個別指導のメリット

 受講費用でメリットがあるであろう。
 「なんでオンラインなら受講費用が安くなるの?」と、御考えの方々も多いと思うであろうし、ここに関しては、家庭教師と個別指導それぞれでだいぶ事情が異なるので、分けて考えていく。ので、まずは家庭教師と比較してみる。一部、我が召し使いが昔にちょっとだけ関わっていた家庭教師派遣時の裏話も入る。

 家庭教師の費用は、いくつかの要素が組み合わさる事で決まる。以下に列挙すると、

  1. 講師の属性
  2. 指導時間・指導回数
  3. 交通費
  4. 移動時間

 こんな感じである。

1:講師の属性

 1については、分かりやすいであろう。大学生なら2000円/h~、プロなら5000円/h~、ベテランプロなら10000円/h~、などといった感じである。
 裏話ってほどではないが、女性講師はちょっぴり高めであった。なぜか?家庭教師を依頼する御家庭が女性講師を望む事がしばしばあるのだ。特に女子生徒であるとその傾向は強くなる。そのくせ、女性講師、特に理系の女性講師は少ないので、時間単価にほんのちょっぴり上乗せして、なるべく来て貰うようにしていた・・・もう、ずいぶん昔の話であるが、御家庭からの依頼で、「プロで東大卒で女性の物理の家庭教師を連れて来い!」と、いう無茶ぶり喰らった事がある・・・結局男性講師を派遣することになったが。学生講師ならまだ何とかなるが、そんなレアキャラそうそうゲット出来ないわ!犬は、泣きたかった。っていうか、鳴いた。

2:指導時間・指導回数

 2についても、分かりやすいであろう。多くの家庭教師は大体時間単価が決まっていて、条件によってそれに上乗せしたりして最終的な報酬額が決まっている。
 ここも裏話ってほどでは無いが、同じ講師が同じような生徒を受け持つ場合、個別指導より、家庭教師の方が時間単価が高い傾向にある。一方、家庭教師派遣をしていた時、条件によって時間単価を下げるとかは普通に行っていた。例えば、時間単価1万円の先生を週1回・1コマ2時間で来て貰うと週当たり2万であるが、御家庭の方から「指導時間を増やして欲しいが、費用面で何とかならないか?」などの依頼を受けた時に、週2回・1コマ3時間にして週当たり6万の所を4万にするなどという事は、講師側との交渉もあるが、しばしば行っていた。一方的に講師側に不利にならなければ結構交渉できたりもするものである。もちろん中には基本の時間単価は絶対下げないという鋼の意志で働かれている先生も、いらっしゃるが。

3:交通費

 3についても、分かりやすいであろう。そのまんま、で、ある。ただ、人によっては交通費も報酬に含めるというようにしているようだ。我が召し使いも、今はそうやっている。だって、めんどくさいから。

4:移動時間

 4については、分かりづらいであろう。移動時間である。講師の移動時間は、御家庭側から見えづらいコストとして、費用に、のしかかる。
 これも裏話であるが、遠方へ家庭教師を派遣する場合、交通費とは別に、移動時間×5000円ほどを、授業料に上乗せしていた。例えば、東京23区にお住いのベテラン講師を大阪梅田の御家庭まで派遣するとなると、実は、1コマ当たり、

基本の授業料+交通費+移動時間×5000円

 で、計算していた。東京から梅田までだと往復約6時間であったので、それだけで3万円、新幹線を用いた時の交通費が往復で大体3万円、コマ単価4万とすると、合計約10万である。・・・犬も実感はしているが、ベテランプロの家庭教師が最強であるのは疑いが無いが、費用も最強である理由の一つである。
 このケースは極端であるが、片道1時間を超える移動時間がある場合、我が召し使いの場合だと、報酬額に上乗せしているな。

メリットのまとめ

 家庭教師に対する、オンライン家庭教師・個別指導のメリットであろう事のまとめである。

 一言で表せば、費用である。
 実は、御家庭が払う報酬額には家庭教師の移動コストが乗っかっているのである。分かりやすい交通費だけでなく、移動時間にも掛かっている。家庭教師が個別指導より割高になりやすい理由の一つだ。
 この分のコストが無くなると、御家庭も利用しやすいであろう、と、犬は思う。長くなったので、個別指導は次回!

既存の家庭教師に対する、オンライン家庭教師・個別指導の最大のメリットは、費用!

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新しい受験の形(個別指導の見づらいコスト!?オンライン家庭教師・個別指導のメリット!)
に続く・・・

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