受験生に対する親の態度(寝る時間は!?)

受験生を見守る母

良い睡眠をしっかり取ろう!

 人生の約3分の1を占める睡眠であるが、勉強には良い睡眠が必須である!と、犬は思う。特に自身の最大のパフォーマンスを出す必要がある、受験勉強においては、その傾向は顕著であろう。

 睡眠をしっかり取れたのかは、その日の勉強の効率に大きな影響を及ぼす。これは犬自身も実感していて、学力が足りないからって寝る時間を削って勉強時間を行っても、あまり効果が上がらない事が多い。

睡眠時間と人間の機能の関係

 東京都立大学の鈴木先生・土井先生らの論文、睡眠時間が翌日終日の認知・運動機能に与える影響の中で、3時間睡眠のショートスリープ群と6時間睡眠のロングスリープ群で、知覚機能・思考機能・記憶機能・動作機能に違いが表れるかを研究し、知覚・思考・記憶機能はロングスリープ群の方が有意に高いという結果を報告している。

 また、睡眠は疲れを癒し、活力を再生するだけでなく、記憶の定着にも大きくかかわっている。これは、記憶を定着させるだけでなく、記憶を消すのにも睡眠が関わってくるとのことである。

記憶とノンレム睡眠・レム睡眠の関係

 眠りの種類にはノンレム睡眠(素早い眼球の動きがみられない深い眠り)と、レム睡眠(素早い眼球の動きがみられる浅い眠り)と呼ばれるものがあり、ノンレム睡眠は眠りの前半のほうで多く見られ、レム睡眠は眠りの後半のほうで多く見られる。
 このノンレム睡眠・レム睡眠の一セットが大体一時間半程度であり、一回の眠りにこのセットか4~5回繰り返すとの事である。眠ったばっかりのセットではノンレム睡眠が優勢で、起きる前のセットではレム睡眠が優勢である。
 ノンレム睡眠は、体も脳も休んでいる状態で、休息と回復をおこなっているそうである。
 レム睡眠は、脳自体は活動していて起きている時に覚えた事に対して情報整理の役割を担っている。ここで取捨選択された記憶の定着が起こる。
 特に、眠り後半のノンレム睡眠・レム睡眠のセットでは比較的眠りが浅くなる傾向にあり、ここで効率よく記憶の定着が出来る。

ので、はじめの2~3セット程度の3~4時間程度の睡眠では、
覚えるのに重要な浅いノンレム睡眠・レム睡眠を
捨ててしまっているような状況である!

 マウスでの実験ではあるが、レム睡眠中の脳の活動を邪魔すると前日に学んだ事が覚えられなくなるそうだ・・・マウスも受難である。

 日本にも、睡眠の先端研究を行っている、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構があり、そこのQ&Aでわかりやすい解説がのっているので、気になった方は参照されたい。

休息・回復だけでなく、記憶の定着にも睡眠が重要!

記憶の定着には、眠りに入ってから時間の経過した、ノンレム睡眠・レム睡眠が重要!

ので、3~4時間の睡眠ではそこまで行っていないので、学習に影響を及ぼすかもしれない!

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に続く・・・

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