塾や予備校・勉強部屋に居ない。娯楽施設などに入り浸っているような受験生への対応(最も重症!?)

受験生を見守る母

何が原因となるのか?

 いきなり、一番ヘビーな状態である、1番目の、”子供が塾や予備校・勉強部屋に居なく、娯楽施設などに入り浸っているよう”な、受験生に対する、御家庭の対応を考察していこうと思う。
 但し、対応の仕方は状況によって変わってくるので、鵜呑みにはせず、しっかりと御子息の状況に関して情報を集めた上で慎重に対応をお願いしたい。本当に不用意な一言で御子息の人生を狂わせかねない。

 まず、このような状況になってしまっているのは、病気でいえば末期の状態である。全てでは無いであろうが、我が召し使いの経験上、この状況に陥る前になんらかの前兆やシグナルがある事が多い。

 よってこのような状況になる前に対応するのが最善である!と、いうのが結論!と、言いたいが、そうなってしまったものは仕方がない。対応策を見つけて介入していくより他無い。しかも、早急に。

原因

 このような状況になるには、幾つかの原因が時間をかけて相互作用して、なってしまう事が多い。以下に大きな原因二つを書いていく。

受験生になる前までの生活習慣

 それまでの学校生活で、コンスタントに勉強する習慣がついておらず、反対に遊び・特に友人などと一緒になって遊ぶ習慣に慣れてしまっている等だ。
 習慣って奴は恐ろしいもので、それまでずっと行ってきた事はなかなか止められないし、それまで行ってきていない事はなかなか続けられない。
 よく、東大受験をするなら小学校から四谷大塚に通い始めて10年以上塾・予備校通いをさせる御家庭もあるが、この目的は、当然良い成績を取ってよりよい中学・高校へ進学させ、より受験に有利な環境下で学ばせるという面も大きいが、幼い時から勉強を、毎朝の歯磨きや洗面のように習慣づけさせるという面も大きい。

考えてみて欲しい。
それまで何の運動もしてこなかった人がいきなりフルマラソンを走れるか?を。

 もちろん、中には出来る人もいるであろう。だが、それはほんの一握りであり大多数は半分も走れないであろう。習慣的に訓練していないと無理だ。
 ので、受験生になる前にコンスタントに塾や予備校に通う、もしくは自宅学習の習慣を付けさせ、遊びに関しては生活のオン・オフが出来るようにして上手く”遊びたい”という欲求と付き合っていく習慣が必要である。
 あくまでも犬の意見ではあるが、全く遊ぶ事を遮断するのは良くなく、遊びたいという欲求と、折り合いをつけていくのが良い。しなければいけない事と、したい事との欲求をうまくコントロールする事も、社会性の獲得に重要である。

交友関係

 受験生御本人様が受験勉強しようと思っても、受験勉強に水を差すような交友関係によって、学習環境から遠ざけられてしまうという事も多い。
 特に、浪人すると一部の多浪生によって学習習慣を大きく乱される事もしばしばある。お互い切磋琢磨し競い合って高みを目指すのであればいいのだが、遊び相手欲しさに他の浪人生に声をかけ、予備校のラウンジでひたすらしゃべっているとか、予備校抜け出してファミレスやカラオケ・ラウンドワン・飲み屋やゲーセンに雀荘などに入り浸って一日潰してしまうようになる・・・

 逆に、予備校で完全に浮いてしまって一人ぼっちとなり、いたたまれなくなり予備校に生きづらくなってしまう、っていうパターンもたまにある。昼食時などに他の受験生が連れ立って食堂やファミレスなどに行くのを尻目にボッチ飯・・・人にもよるが、周りの人が全て他人同士であり、付き合いもなければ、いたたまれなくなる事も少ないかと思うが、中途半端に人間関係がある所で孤立すると、いたたまれなくなくなる事が多い。丁度、集団授業の予備校などが後者に相当する・・・

 どちらにしても、全く人間関係を断ってしまうのは、周りからの情報も入りづらくなるし人付き合いの経験も積めなくなるのであまり良いとは言えず、周りの人と”つかず離れず”のいい距離感で付き合う事が重要である、と、犬は思う。

 長くなってしまったので、対処法は、次回!

大きな原因は、それまでの生活習慣と交友関係!

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塾や予備校・勉強部屋に居ない。娯楽施設などに入り浸っているような受験生への対応(対応は!?)
に続く・・・

 
 

 

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