勉強はしているようだが、学力が伸びない(生活習慣が乱れている!?)

受験生を見守る母

生活習慣の改善はなかなかやっかい

 勉強はしているようだが、学力が伸びない原因の一つである、”生活習慣が乱れている”である。

 勉強しているのに集中力が維持できない、意欲が沸かない原因の大きな部分を占めるのが”生活習慣”で、ある。
 我が召し使いも、手強い生徒様の家庭教師を行う際に一番初めに介入するのが、”生活習慣”であり、その中で特に”睡眠習慣”を正す事を指示する事が多い。それくらい優先度が高く、重要である。

対策

 では、生活習慣の改善に対する具体的な対策をあげていく。

朝起きる時間を決める

 犬が思うに、一番重要。しっかり休んでこそ、しっかり活動できる。それは勉強も例外ではない。その為の起きる時間を確定で、ある。
 寝る時間を決めるのでは?と、思われる方も多いかと思うが、介入すべきは、

起きるべき時間に起きて、
起きていなければいけない時間は起き続ける

で、ある。これが重要である。

 寝るべき時間になったらパソコンやスマホは禁止して寝床に入る、と言っても起きるのが遅かったり、昼間寝てしまうと、寝るべき時間に眠れなくなる。寝れないとなんだかんだ言ってスマホをいじったりしてまた寝れなくなる。すると寝るまでに時間がかかってしまい、今度は起きるべき時間に起きれなくなる。すると予備校に間に合わない時間となってしまう。すると行くのがバツが悪くなりサボってしまう。すると空いた時間はどうなるか?多浪生の誘惑などで遊びに行ってしまう・・・より状況が悪化してしまう・・・
 ちゃんと朝起きて昼間しっかりと活動し夜になったら寝る、といった睡眠習慣は、やるべき時にやるべき事を行うという他の習慣の根本となっている。
 我が召し使いの経験ではあるが、学習困難な家庭教師の生徒様に対し、親御様に「朝は必ず起こすように!」と指導し、朝ちゃんと起きれるようになれば、入試の成功の可能性はぐっと上がる、と、いうか、これが上手く行かないと次に進めない。それぐらい重要。では具体的にどのような行動をするのか?

1:起きるべき時間になったらカーテンを開け布団をはぎ取る

 人が覚醒状態になるには、光に当たるのが有効であるそうだ。ので、我が召し使いは、「起きるべき時間になったら、カーテンを開け、日光を部屋に入れ、それでも起きなかったら掛布団はぎ取って日光に当てて下さい」と指導するそうだ。雨や曇りの日は必要であれば電灯をつけて、起きるべき時間に光に当てる。

2:寝巻からはすぐに着替えさせ、朝食は必ず取らせる(条件付き)

 人は環境や状況から精神状態に大きな影響を受けるのだそうだ。ので、我が召し使いは、「一旦、寝床から起きたらすぐに寝巻からは着替えさせ、”決められた時間”に朝食を取らせて下さい。」と指導するそうだ。但し、”決められた時間”に起きれなければ、朝食は抜きにして下さい、としていた。時間までに起きれなければ飯抜き、である。生徒様から強い反抗が予想されるが、ここは心を鬼にして対応しないといけない。このような状況になってしまったのは、幼い時の躾に由来する事が多い。これ以上の悪化を防ぐ為にも、親御様の覚悟も必要である。ちなみにここまでは、休みの日も行った方が良い。

3:朝食後は家から出す

 人がしっかりと覚醒するまでには時間がかかる事もある。せっかく朝食を取らせても、その後また寝床に行ってしまっては元の木阿弥である。ので、しっかり覚醒するまで寝る環境から遠ざけ、かつ覚醒を助けるため、朝食後は早めに学校や予備校へ行かせる。もし、朝一の講義が無くても行かせた方が良い。
 完全に宅浪の受験生は???もし、生活習慣がしっかりしていて、いきなり勉強しても全然大丈夫であれば良いが、もし、生活習慣に不安があるなら、ジョギングか散歩をするように指示していた。運動の習慣が無くても、近くの公園や神社まで散歩して来い!と指導するそうだ。

宅浪であれば勉強時間も決める

 これも、人によっては重要。
 学校や予備校に通っていれば、その時間割に依存する事となるが、宅浪であれば勉強時間は決めておく事。例えば9時から12時まで、1時から3時まで、4時から7時まで、など、勉強机に向かう時間はなるべく一定に決めておいたほうが良い。この時、一つの勉強時間の区切りは2~3時間ぐらいとしていた。これぐらいの時間は集中力を維持できるようにしておかないと、実際の試験時間に耐えられない。

昼寝は避ける

 昼寝はなるべく避けた方がよいかもしれない。ちゃんと夜決まった時間に寝る習慣がついているのであればよいのだが、昼寝のせいで夜寝れなくなる可能性がある。眠くなったら散歩やフリスクのようなミントタブレットで眠気を覚まして昼間は起きる習慣をつけておいた方が良い。

寝る時間と寝る前の行動も決める

 寝る時間も重要。と、いうか、しかるべき時間に寝られるようにするというのが重要。その為にも、寝る前にはお風呂に入り気持ちを落ち着けた後、

スマホ・パソコンは禁止!

で、ある。もし、スマホやパソコンで遊びたいのであれば、夕食後の1~2時間と決め、その後お風呂に入ったら寝るまではネット全般は禁止、である。
 これも、生徒様から強い反抗が予想されるが、心を鬼にして対応しないといけない。

 以下に、完全に宅浪の受験生の一日のスケジュール例を示す。

宅浪の受験生の一日のスケジュールの一例

 無理なく、長期間コンスタントに続けられるスケジュールである必要がある、と、犬は思う。

生活習慣の改善のキモは、朝起きる時間を決める事!

起きる時間と寝る時間、起きている時間をしっかり習慣づけられなければ、他にどんな勉強をやっても効果が薄い!

親御様、特に御母様の覚悟が必要!

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