勉強はしているようだが、学力が伸びない(その生徒様の限界!?)

受験生を見守る母

学力は、無限に伸び続ける事は無い・・・

 ”勉強はしているようだが学力が伸びない”、の最後の原因である、”その生徒様の限界”で、ある。

 ”学力”も、”身体能力”と同じように、遺伝的な影響を色濃く受け継ぐ傾向にある、という事は教える現場にいると実感する時がある。行動遺伝学・教育心理学の安藤寿康先生は、双生児を研究対象にして知能に対する遺伝的要素の大きさを明らかになされた。
 詳細が気になる方は、先生の著書に目を通して頂きたい。

 実際に膨大な数の受験生を見てきた我が召し使いも、実感として学力の伸びが頭打ちになっているような受験生をしばしば目にしてきた。

 残酷なようだが、どんな能力でも鍛えていくと限界が、来る。能力が無限に伸び続けるのは、漫画や小説の世界である。現実では有り得ない。

 もちろん、勉強を始めて1~2年では限界は来ないであろうが、5年10年予備校に通って、結果を出している受験生は居なくは無いが少ないと言わざるを得ない・・・

 一生懸命努力する御子息を前に言いづらいかもしれないが、いつか辛い決断をしなければいけない時が、ある。人生が手遅れになる前に・・・

 真面目に勉強しているのに学力の伸びが無い時、限界が来ているのか、学習環境が悪いのか、判断がなかなか難しいかもしれないが、もし、5~6年位同じ予備校に通って伸びが感じられなければ、先生の交代などよりも予備校を変えてしまった方がいいかもしれない。
 予備校を変えて1年ぐらい様子を見て改善が無ければ、御本人様の才能の限界かも、しれない。

 時と場合によっては、御子息に新たな方向性で頑張らせる、というのも親御様の重要な役割で、あろう。一生懸命努力し、自身の限界に戦い続けた御子息を褒め称えた上で。

5~6年位同じ環境で勉強して、学力の伸びが無さそうであれば環境を変えよう

環境を変えて1年ぐらい様子を見ても学力の伸びが無ければ、”限界”かも、しれない・・・

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に続く・・・

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